とりあえず、ストーリーをクリア&忘れられた要請以外の
難易度Ⅰ~Xまでの全ての要請をソロでクリアしました。
グラフィック・・・80点
魔物についてはサイズが小さい物が多く、迫力不足を感じますが
細かく丁寧に作られています。
同系統のゲームによくある、ただの色換えモンスターは
存在せず、いわゆる亜種的なものでも、小さなものを含め
全てのモンスターのモデルが違うのは好感が持てます。
同系統の魔物でこれだけ見た目に違いがあります。
ただ、小型の魔物はベースになる種類事態が少なく
バリエーションが少ないため、生態系の広がりを感じる事が出来なく残念でした。
背景は簡素でオブジェクトが少なく、退廃的な世界観を演出するために
彩度をわざと抜いているのがインパクトを抑えてしまっている感じがします。
逆に魔法のエフェクトは画面全体を覆う魔法など派手で細かく作りこまれているため綺麗でした。
ストーリー、キャラクター・・・85点
魔法使いの本を読み、追体験をする事で世界を救う物語です。
ストーリー自体は良く出来ていて、終盤にかけてとても盛り上がります。
反面、主人公自身は牢に閉じ込められているので
世界の広さを感じる事が出来ずこじんまりとした感じなのが残念です。
メインストーリーの主要人物とサブストーリーのキャラクターは
とても良い感じなのですが、救済して仲間になる100人以上いる
キャラクター達は個性も皆無でもっと減らしてもいいので
きちんと人物像を描いて欲しかったです。
数があればいいと言うものではないと思います。
システム・・・80点
戦闘システム自体は良く出来ています。
操作性は大変良好でストレスを感じることなく動かすことが出来ます。
供物システム、生贄、救済の選択が世界とシステムにマッチしていて
他には無い唯一無二のゲームにしています。
悪い部分は・・・仲間のNPCが役にたたなすぎです。
高難易度になると回復魔法を持たないNPC等は30秒と持ちません・・・
酷い時にはクエスト開始直後に敵の攻撃を一発喰らって死にます・・・
役にたたなすぎです・・・
100人以上いるNPCの使い道が皆無です。
AIに行動の優先順位をつけることも出来ないのか?
と疑いたくなる頭の悪さだと思います。
ゲーム性・・・70点
アクションゲームとして良く出来ています。
面白いですし、マルチプレイだと、他の協力ゲームより
役割分担を明確に出来て、別次元の楽しさがあります。
・・・ですが、バランスが悪いです。
最初は魔法の強弱のバランスが悪いのが一番の問題だと思っていました。
最近になってバランスが悪いのは魔法よりもむしろ
魔物の強さのバランスがおかしいのだと感じるようになりました。
その原因は魔物の攻撃が強力すぎる事です。
いまや、マゾゲーの代名詞ともなっている、高難易度であるはずの
ダークソウルやデモンズソウルでも防御や避けることに専念すれば
結構簡単に敵の攻撃を凌ぐ事が出来ます。
ソウルサクリファイスでは敵の攻撃のホーミング性能が高く
回避に徹していても避けることが困難な攻撃が非常に多いです。
・・・なので、一部の敵にはダメージ覚悟で
防御力の上がる鎧魔法を所持してのゴリ押し戦法を余儀なくされます。
総合・・・85点
グラフィックも携帯機としては高い水準を維持して
アクションとして操作性もストレス無く良く出来ている
良作であるものの、バランスという最後の最後で調整不足が祟って
全ての人にオススメすることが出来ないゲームになってしまったのが残念です。
最終的には敵の動きをよく見て臨機応変に戦うというより
敵の特性、魔法の特性を考えて供物を準備して
あらかじめどう戦うかを決めてパターンで戦うというタイプのゲームです。
自分は前者の方が好きなので、そこが残念でした。
それと狭いMAPはストレスがたまるだけなのでいらないと思います。
次回作では是非ユーザーからの意見を聞くまでも無く、
きっちりバランスを調整されている事を望みます。
ソルサクはまだまだ書きたいことがあるので、また別の機会に個人的に考える
問題点や改善点のまとめ記事を書きたいと思っています。